1998年7月。三宅島。1人旅。キャンプ。
今から12年前の1998年7月。当時22歳の自分は、務めていた印刷会社を辞めて初めての1人旅へと三宅島へ向かいました。
高校時代の担任(地学の先生)が三宅島に赴任していたので、本当は先生の家、もしくはアパートなどに泊まる予定で「1人旅をしたい」と手紙を書きましたが、返事に書いてあったのは「泊まるところはありません。テントが1つあるので、キャンプ場なら無料で泊まれます」との事でした。
1人旅は1か月くらいを考えていたのですが、何の経験もない素人が正直キャンプ場に1か月もいられるのか?と凄く不安でした。がしかし、当時実家暮らしだった自分は、「自立してみたい。」と強く思う時期でもあり、覚悟を決め1か月の三宅島でのキャンプ生活を選択する事にしたのでした。
三宅島での1か月間は、素晴らしい経験の毎日でした。
所持金は5万円。携帯電話はあえて持って行きませんでした。
テレビも新聞もありません。もちろんコンビニもありません。(信号は1箇所だけありました)そんな状態を1か月続けていると、全くもって生活していく上での不便さはこれっぽっちも感じませんでした。
また、このキャンプ場では何回もの一期一会があり、常にたくさんのやさしやと感動をその人たちから頂きました。そんな本当に素晴らしい毎日を送ることが出来ました。
この時は、まだwebなんて言葉は全く知りません。しかしこの3か月後に僕はwebデザインの勉強を始めることになります。進む道はどうあれ、たどり着くゴールは既に決まっていたのかもしれませんが、今も、この三宅島での1か月間のキャンプ生活は本当に選んで良かった!と、心の底から自分を褒めてやりたいと思っています。
今から丁度、12年前の夏の出来事です。
1998年6月25日:会社を退社。
1998年6月30日夜:竹芝桟橋より出航。
1998年7月1日朝:三宅島到着。
1998年7月1日夜~7月2日夜:先生宅2泊。(心の準備)
1998年7月3日~:錆が浜キャンプ場でテント生活開始。
1998年7月下旬:小型船にて御蔵島へ。「野生のイルカと泳ぐツアーへ参加」
1998年7月下旬(同日夜):御蔵島のバンガローに1泊。
1998年7月31日:錆が浜キャンプ場でのテント生活終了。
1998年8月1日昼:三宅島出航。
1998年8月1日夜:竹島桟橋到着。そのまま持参した↑の自転車で帰宅。
1998年9月:webの存在を本屋で知る。
1998年10月:webの勉強をはじめる。
現在に至る。